FP2級で株歴12年のぺいです。
IPOを始めたばかりだと
- 買付余力って何?
- IPOが同じ日にたくさんあるとどうなるの?
- 証券会社ごとに違うの?
という疑問を持つ事が多いです。
今回のこれらをSBI証券の場合を中心に
解決していきます。
買付余力とは?(SBI証券)
例えば
100万円入れていたら、100万円が買付余力です。
IPOしかやらない人はこの認識でOKです。
そして、SBI証券の場合の大きく2つのお金の
入れ方で買付余力が増えます。
- SBI証券に直接ATMカードや銀行から振り込み
- 住信SBIネット銀行に入金し→振替
これはどちらでも好みでOKです。
比較すると
1は証券口座として独立して管理ができる。
2は住信SBIネット銀行を普段使いするなら
使いやすいなどです。
どちらを選んでも不便はないのです。
では他にどんな場合で
買付余力が変化するのかが
わかりずらい部分なので見て行きます。
IPOで買付余力が動くのはこんな時(SBI証券)
これら辞退した、補欠当選申し込んだが落選。
特に大事なのが
IPO抽選の結果、当選か補欠当選が決まった瞬間に
買付余力が減ることです!
SBI証券は抽選日の18時以降です。
下の画像の赤い四角の部分のことです。

この(株)Link-Uに当選か補欠当選すると
この金額が7月9日18時以降で抽選結果
が出た瞬間に減ります。
ここに注意!!
SBI証券の抽選結果は18~19時に出ます。
が同じ日に複数社あったり、
時価総額が多い会社が上場する場合遅くなります。
ソフトバンクの時は22~23時頃
に結果がわかりました。
購入意思表示というところに指定の時間を過ぎると
入力できるようになります。
ここで当選か補欠当選する入力しても
買付余力は既に減っているので変化はありません。
(発行価格または売り出し価格×株数で減った
額分が元に戻ります)
数日後になる場合があります。
最後に
補欠当選申し込んだが落選した場合です。
1番損した気分になってしまうケースです。
なぜなら1番長く、買付余力が減る期間が
長いからです。
最短でも約3日、土日祝を挟めば1週間もありえます。
下の画像で
(株)Link-Uの赤い四角部分です。
購入意思表示期限というところです。
この間に他のIPO抽選があると
- 売り出し価格より買付余力少ない
- お金を追加で入金しなくちゃ
など面倒な手間が発生する場合もあるので
お金とIPOのスケジュールをよく確認しましょう。
間違えてしまうと
抽選対象外で当選のチャンスの逃したのにプラス
SBIチャレンジポイントも獲得できないので
最悪の結果になってしまいます。
~さらに詳しくSBIチャレンジポイントを
知りたい方はここをクリックして下さい~
同じ日に2社以上の抽選がある時どうなる?(SBI証券)
買付余力でまた抽選するを繰り返します。
より分かりやすい具体例で見てみるます。
買付余力50万円で同じ日に3社上場すると
B社:50万必要(発行価格5000円×100株)
C社:10万必要(発行価格1000円×100株)
全部抽選に参加したし、
SBIチャレンジポイントも3P貯まります。
がA社かB社で当選か補欠当選すると
まずA社で当選か補欠当選すると
買付余力が50万から30万になります。
なので次に抽選するB社は買付余力が
50万必要なのに30万しかないので抽選対象外になります。
ですがC社は買付余力が10万で足りるので
抽選の対象になるので問題ないです。
次にB社で当選か補欠当選すると
A社を先に抽選するので普通に抽選が行われます。
理由はA社が先に抽選対象の会社だからです。
そしてB社の番です。ここで買付余力が50万から0になります。
なのでC社は抽選対象外になります。
ここで疑問を持つ方がいると思います。
A、B、C社はどんな基準で抽選する
順番が決まるの?
それは以下の流れで決まります。
- 発行決議日の早い順→同じなら
- ブックビルディング開始日の早い順→同じなら
- 上場する日の早い順→同じなら
- 銘柄コードの若い順
この決まりで同じ日に抽選する会社の順番を
決定します。
まあお金がある方は全部足した合計金額のよりも
多くのお金を入れれば、このような心配はいらない
のですが
ギリギリの場合に入れるお金の金額などを
考える必要があります。
他社ではどうなっているの?
マネックス証券やSMBC日興証券などは全然違います。
岡三オンライン証券、野村証券などは無料で申し込みできます。
について説明します。
減るということです。
なので多くのお金が必要なる可能性が高いです。
同じ日に3社上場するケースです。
B社:50万必要(発行価格5000円×100株)
C社:10万必要(発行価格1000円×100株)
申し込む時に買付余力が減るので3社全部、
抽選するためには80万円が絶対に必要です。
この2つは入金0円でIPO申し込みも抽選もできます。
当選したか補欠当選した時のみです。
とても、ありがたい制度です。
まとめ
買付余力の知識は必要です。
特にSBI証券はIPOの取り扱いが多いので
ここのルールはしっかり覚えておきたいです。
ポイントは
買付余力はが減るのは
- 抽選に当選した
- 抽選で補欠当選した
減った買付余力が戻るのが
- 当選、補欠当選を辞退した時
- 補欠当選申し込んだが落選した時
そして、最大に注意したいポイントが
同じ日に2社以上の抽選がある時です。
1社ずつ順に抽選し、その結果が出た後の
買付余力でまた抽選するを繰り返します。
抽選に外れれば、少ないお金で申し込みできますが
当選や補欠当選するとその後の申し込みが無駄に
なる可能があるので
なるべく多くのお金を準備し、
買付余力を増やしましょう。
以上に気を付けて
SBI証券からIPO申し込みをたくさんしましょう。
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