FPの勉強ではIPOは深く学べないので
新たに学んだ、ぺいです。
IPOを調べたりしていると
主幹事や幹事という言葉が出てきて
- どんな意味?
- 違いは何?
- 知ることでどんなメリットがある?
という質問や疑問を持つことが多いです。
なので今回これらを解決できるように
1つ1つ丁寧に解説していきます。
IPOの主幹事,幹事って何?
IPOを当選するために1番申し込みを優先する
証券会社のことと覚えて下さい。
そして、IPOでの幹事は主幹事の補佐になります。
日常での幹事とはかなり違う役割です。しかも、幹事の数は多く
少なくても4社前後、多い時は10数社になります。
なのでIPOでは主幹事のことをより深く知ってることが
大切であり、役に立つ知識になります。
では主幹事について詳しく話します。
まず、主幹事は上場企業(IPOする会社)ごとに変わります。
例えば
- A社の上場(IPOする)の主幹事はSBI証券
- B社の上場(IPOする)の主幹事はマネックス証券
- C社の上場(IPOする)の主幹事は大和証券
と企業ごとに違います。
基本は1社に1証券会社が主幹事です。
が例外があります。
規模、時価総額が大きい会社が上場するときは
1社に対して主幹事が複数になることがあります。
具体的には2018年のソフトバンク上場の時です。
この時の主幹事は6社です。
SBI証券、大和証券、野村証券
みずほ証券、SMBC日興証券、
三菱モルガンスタンレー証券の6社です。
次に主幹事はIPOに当選するためになぜ大事か?その理由です。
結論!!IPOする会社がこの時に募集する
株数の8~9割を任されるからです。
(主幹事が1社の場合)
なので万が一、主幹事からの抽選申し込みを
逃したりしてしまうと、、、
その抽選を8~9割失敗したと言っていいでしょう。
他の幹事である証券会社から申し込みを
しても残りの何%かを複数で分けているので
主幹事より圧倒的に期待できないです。
では根拠である数値を
具体例で見ていきましょう。
2019年6月にIPOしたインフォネット
という会社のケースを見てみます。
IPOで50万株を投資家に、市場に出しました。
それを主幹事であるSBI証券が
44万株分を担当しました。88%の株をです。
これをSBI証券、1社で担当したのです!
僕はこの事実を知って『IPOは主幹事申し込みで決まる』
と確信できました。
これに幹事証券会社が複数あり、SMBC日興証券が
3%である1万5000株を担当、
藍澤(あいざわ)証券が1%の5000株を担当したりで
残りを複数の証券会社で担当し
合計50万株になりました。
他には、主幹事が複数社の場合でその合計
株数の8~9割を任されることが多いです。
具体例では
2018年に上場した、ラクスルという
チラシ印刷などで有名な会社です。
IPOで1094万9900株を投資家に、市場に出しました。
それを主幹事である大和証券と
三菱モルガンスタンレー証券の2社で担当しました。
任せれた株の内訳が
- 大和証券:563万9200株で51,5%の割合
- 三菱モルガンスタンレー証券:295万6500株で27%の割合
主幹事で合計78,5%分の株を担当しました。
データ元:日本証券業協会
ちなみに主幹事の他の役割が
IPOする会社に資本政策の助言や内部管理体制の補助、
上場申請書類の作成などを手伝います。
他には証券取引所など調整、公開価格の決定にも関わり
サポートしています。
これらの対価が株の割り当ての多い理由にも
なっています。沢山の株を担当することによって
売買手数料で主幹事証券が多くの利益を得ます。
主幹事や幹事は違いは?
圧倒的に違います。なので当選する確率も
圧倒的に違います。
この訳が
先ほどの内容と少し重なりますが
主幹事がIPOする会社から割り当てされる株の数と
幹事の割り当てされる株の数の差が
約10~何十倍にもなります。
根拠になる実例がこちら
2019年6月にIPOしたインフォネット社
という会社で見てみます。先ほども出てきました。
IPOで50万株を投資家に、市場に出しました。
それを主幹事であるSBI証券が
44万株分を担当しました。
幹事証券会社が複数あり
SMBC日興証券が1万5000株
藍澤(あいざわ)証券が5000株を担当したりで
残りを複数の証券会社で担当し
合計50万株になりました。
データ元:日本証券業協会
この事実から計算すると
主幹事44万÷幹事1万5000=29,3333倍
主幹事44万÷幹事5000=88倍
で先ほど言った
主幹事と幹事の割り当てされる株の数
差、約10~何十倍に当てはまります。
そして、この結果は
インフォネット社がたまたまこの数値に
なったのではなく、その他の企業で調べても
ほとんど同じ結果になります。
でも
実際に当選するかどうか別なんじゃない?
と疑問に思う方もいると思います。
なので僕の当選実績で見てみることにしました。
2017どこか~2018末までの
当選回数からのデータです。
この間に22回当選しました。
内訳が主幹事19回、幹事3回です。
約85%主幹事からです。
でもこのデータにはあのソフトバンク上場の
結果も含まれています。
もし参加した人だったら
ソフトバンクで沢山当選した人多かったですよね?
辞退した人も数多くいました。
僕も当選も辞退もたくさんしました。
ソフトバンクの結果は主幹事6社で
6社全部で当選しました。
あまりに多いのでこれを除外すると
内訳が主幹事13回、幹事3回で
主幹事からの当選確率は約77%です。
これでも充分、高いです。
どんなデータで検証しても
主幹事が最も大事であることが証明されています。
知ってどんなメリットがある?
当選確率が上がる行動ができます。
自然と覚えることができるので
始めての方にとてもイイことです。
1つの企業がIPOするまでの簡単な流れを
理解したいとします。
まず流れはこうです。
- IPOしたい会社はどこか証券会社に頼ります。
- 大きな会社でない限り1つの証券会社に
IPO(上場)の準備を依頼、相談します。 - その見返りに証券会社はIPOしたい会社から
投資家に買ってもらう株の多くの割合を任されます。 - このように1つの会社がIPOするためには証券会社が
欠かせません。 - そして、この任される証券会社のことを主幹事と言います。
(上場する会社ごとに主幹事は異なります)
IPOでの主幹事の意味、役割を知れば
このように流れや
などが見えてきます。
そして、主幹事の重要性も同時に知ることが
できるのでこれを知っている方は当選する
可能性が高い行動を取ることができます。
まとめ
主幹事(しゅかんじ)という耳慣れない
言葉ですが今回の話しでIPOに対しての
意味はわかって頂けたと思います。
一言でいうと
主幹事からの申し込みを最優先にしましょう。
ということです。
理由は
当選するための株の割り当てが圧倒的に
多くあり、僕の(一般人がIPOを実践してデータ)
でも主幹事からの当選が8割近く
になったからです。
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